神奈川県鶴見の宮治歯科医院、院長宮治俊朗です。
最近、いろんなところでSDGsという言葉を聞くと思います。
SDGsとは「Sustainable Development Goals」の略で、持続可能な開発目標の略称です。持続可能な社会を目指して世界規模で取り組んでいきましょうという取り組み目標となっています。
それとは別に、NCDsという言葉もあります。
聞いたことはありますか?
NCDsとは「Non-Communicable Diseases」の略称で、非感染性疾患の略称です。不健康な食事や運動不足、喫煙、過度の飲酒、大気汚染などにより引き起こされる、がん・糖尿病・循環器疾患・呼吸器疾患・メンタルヘルスをはじめとする慢性疾患をまとめて総称したものです。
日本においても、総死亡数のうち、約82%がNCDsだとも言われています。
これらの病気と関連性があると言われているものが、お口の病気です。
以前のお役立ちコラム「ホリエモンもこだわる歯の重要性」でもお伝えいたしました。
2011年の国連ハイレベル会議では、お口の病気もNCDsのひとつと位置付けられました。
日本でも厚生労働省から出されている「国民の健康の増進の総合的な推進を図るための基本的な方針」の中で、
「歯・口腔の健康は摂食と構音を良好に保つために重要であり、生活の質の向上にも大きく寄与する。目標は、健全な口腔機能を生涯にわたり維持することができるよう、疾病予防の観点から、歯周病予防、う蝕(細菌が作り出した酸によって、歯質が溶けた状態)予防及び歯の喪失防止に加え、口腔機能の維持及び向上等について設定する。」
と書かれています。
お口の健康を保つのは、今や世界規模で取り組む課題になっているんですね。