神奈川県鶴見の宮治歯科医院、院長宮治俊朗です。
最近よく言われるようになりましたが、歯周病と糖尿病の発症については、深い関係があると言われています。
生活習慣病の代表と言われる糖尿病は、国内で1000万人を超えていて、その糖尿病の合併症の一つに、歯周病も挙げられます。
糖尿病患者は、健康な人に比べて歯周病の発症率が2.6倍高かったという報告もあり、重度の歯周病は糖尿病の悪化を招くこともわかっています。
歯周病は、内毒素という毒素を発生させます。その内毒素の弊害を抑えようと体の免疫機能が働きますが、そのとき産出される物質が、血糖値を下げるインスリンの働きを邪魔します。その結果、糖尿病を悪化させることにつながっていきます。
歯周病も糖尿病もかかりやすい生活習慣病です。
病気になるのを予防するには、適度な運動、栄養をしっかりと取る、睡眠も含めた規則正しい生活が求められますが、それと同時に、定期的な健康チェック、メンテナンスも大事なってきます。
自分自身の口の中の健康状態を知ることで、大きな病気を防ぐことも可能になりますよ。