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お役立ちコラム

歯周病菌が心筋梗塞を引き起こす!?

歯周病は、プラーク(歯垢)や歯石に存在する細菌とその菌たちが放出する毒素による感染症のことです。
この菌や毒素はお口の中で悪さをするだけでなく、心筋梗塞や全身の疾患を引き起こすとても怖い菌なのです。

歯周病菌が歯周ポケットに溜まりはじめると、その菌や毒素によって歯ぐきが腫れたり、歯ぐきから血が出る様になったりします。その状態では、痛みを伴いお口の中を不快にするだけでなく、歯周ポケットから歯肉を通して血管の中に入り込み、やがて心臓から全身へと身体の中をめぐるようになります。

歯周病菌は、血管に入り込むと、血小板の異常を引き起こし、血液中に簡単に血栓をつくってしまいます。血液に入り込んだ歯周病菌が心筋梗塞を引き起こしやすいのは、体内の血小板の増加により、動脈硬化が始まっている場所に血栓が付着し、いずれ血管をふさいでしまうためなのです。

厚生労働省による調査の結果では、成人(30~64歳)の約8割が歯周病にかかっているという報告があり、現代では、「国民病」とも言われています。
歯周病は、発症してから治療を開始するのではなく、歯周病菌が悪さをする前に、定期的に歯科医院でプラークや歯石の除去をすることが最も効率的で安心です。

心筋梗塞以外にも、歯周病が原因となる病気や症状は多岐にわたります。
少しでも気になること、不安なことがある場合には、お気軽に当院にお越しください。

  • この記事を書いた人

宮治歯科医院 院長 宮治俊朗

【経歴】
平成元年 昭和大学歯学部卒業、昭和大学歯科病院補綴科勤務
平成3年  父親の跡を継ぎ宮治歯科医院継承

【所属学会】
日本歯科医師会会員、日本歯科医学会会員、昭和歯学会会員、サイエンスフロンティア高校学校歯科医、いづみ保育園園医、NPO法人ウェルビーイング会員、CHP研究会会員、メンターズクラブ会員

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