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お役立ちコラム

ある来院者の体験談

横浜市鶴見区の宮治歯科医院、院長宮治俊朗です。

宮治歯科医院に来院されている方から、以下のような体験談を伺いました。
皆さまの「お口のケアに対する意識改革」の参考になればと思い、ご紹介させていただきます。

自分なりにしっかりとケアしていたつもりが・・・

10年ほど前のある日、歯茎の痛みと歯茎からの出血があり、歯医者に通うことになりました。

私はもともと小さい時から歯が弱く、それまでちょくちょく虫歯などで歯医者に通っていました。

ただ、虫歯の治療だけでなく、歯石を取ったりするときの出血や痛みなどで、どうしても治療が終わった段階で歯医者から足が遠ざかってしまっていました。

治療が終わった直後は、「これからは虫歯にならないように、しっかりと歯磨きをしよう」と、口の中の状態を舌でなぞって確認し、ちょっとでも磨き残しがないか、口の中に違和感がないか、毎回確認してきました。

そのせいか、7年ほど虫歯になることもなく、自分なりにはしっかりとケアができていると思っていました。

虫歯が7箇所。歯周病にもなっていました。

そんな時、食事中に歯が欠けて、再び歯医者に通うこととなりました。
その時は、歯や歯茎に痛みもなく、歯が欠けたところだけ治療すれば済むと思い、歯医者通いも2〜3回で終わるだろうと思っていました。

ところが、歯医者で口の中の状態を診てもらったところ、なんと初期の虫歯が7箇所発見され、軽度の歯周病であることも指摘されました。

毎日の歯磨きの時に、歯茎のマッサージも意識し、磨き残しがないか、毎回舌で全ての歯の表面をなぞって確認していたつもりでした。

それでも初期の虫歯が7箇所も発見されました。

幸い、初期の虫歯だったので、治療もそれほど痛みを感じることもなかったのですが、治療が終わるまでは、かなりの期間(1年くらい)歯医者に通うことになりました。

この時私が思ったのは、歯の健康な状態は、ある程度は自力で維持できるけど、本当にベストな状態を維持することは自力では難しいということでした。

私はできるだけ歯医者に行かなくていい状態を作ろうと意識して頑張ったのですが、そもそもその考えが間違っていたのかもしれません。

歯医者に通わずにいい状態を作る、ではなく、できるだけ少ない回数通うことで、口の中の状態をベストにしておくことが歯の健康を維持することにつながると感じました。

歯のトラブルを回避するために大事なこと

歯医者の定期健診に通うということは、実際に歯の痛みや、何らかの症状が出ないとどうしても優先順位が下がってしまって、「面倒臭いから、まあいいか」と先延ばしになってしまいますが、長期的な視点で考えると、早め早めにトラブルのないお口の状態を作っておくことのほうが、不快な思いをしなくていいし、ストレスを抱えることもなくなります。

何より、お口の中だけでなく、食事をしっかりと摂れるということは、身体全体の健康維持にもつながります。
そこは自分自身の意識を少し変える必要があるかもしれません。

歯医者に行かない。ではなく、早めに歯医者に通い、お口の中のトラブルリスクを最小化することが大事だということ。

半年に一回でもいいので、定期的にお口の中を専門家にチェックしてもらうことで、お口の中のトラブルリスクはかなり少なくなります。

私も今は意識を少しだけ変えて、定期的な歯のメインテナンスに通うようにしています。

  • この記事を書いた人

宮治歯科医院 院長 宮治俊朗

【経歴】
平成元年 昭和大学歯学部卒業、昭和大学歯科病院補綴科勤務
平成3年  父親の跡を継ぎ宮治歯科医院継承

【所属学会】
日本歯科医師会会員、日本歯科医学会会員、昭和歯学会会員、サイエンスフロンティア高校学校歯科医、いづみ保育園園医、NPO法人ウェルビーイング会員、CHP研究会会員、メンターズクラブ会員

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